家を建てる場合、土地の坪数や建ぺい率、容積率などで居住空間の広さや間取りが左右されます。
とはいえ、はじめて家を買う方にとって容積率や建ぺい率は聞き馴染みのない言葉で、突然言われてもとまどってしまうかもしれません。
そこで今回は、20坪・30坪・40坪の土地でどのくらいの広さの家を建てられるか、建ぺい率や容積率、間取りの話も含めて解説します。
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20坪の土地に建てられる家の広さや間取り
20坪の土地に建てる家は「狭小住宅」とも呼ばれますが、土地の建ぺい率（土地面積に対する建築可能な比率で、30～80％の範囲）によっては家族での生活も可能です。
国土交通省の「住生活基本計画における居住面積水準」によれば、2人暮らしの最低居住面積水準は30平米ですが「豊かな住生活の実現」には55平米程度必要としています。
そのため、20坪（約66平米）の土地で建ぺい率80%なら、約52.8平米の建築面積が確保できるので、2人暮らしなら平屋でも生活可能です。
また、容積率（土地に決められた延床面積の比率）によっては3階建ても可能なので、1階にLDK、2階に夫婦の寝室、3階に子ども部屋を作れば、3人家族や4人家族でも居住できます。
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30坪の土地に建てられる家の広さや間取り
30坪の土地は約99平米あり、建ぺい率60％でも1階だけで約59平米を確保できます。
この条件で2階建ての家を建てれば、延床面積は約117平米あり、4LDKの間取りが十分に可能です。
おしゃれさや快適性を考えるなら、吹き抜けや天窓、ロフトの設置など考えると良いでしょう。
また、駐車場が必要な場合、ビルトインガレージにして1階が駐車スペースを兼ねる設計にする手もあります。
この方法であれば、雨に濡れずに車にアクセスできるうえ、DIYスペースを兼ねる作りも可能です。
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40坪の土地に建てられる家の広さや間取り
40坪は約132平米に相当し、建ぺい率60％なら建築面積は約79平米、容積率80％なら約105平米の延床面積が実現できます。
この面積であれば、標準的な4人ファミリーならゆとりのある間取りが可能であり、たとえば敷地内に駐車場2台分を確保しつつ、2階建て4LDKの建築も夢ではありません。
ただし、都市部の駅に近い立地では坪単価が高く、40坪の土地を購入するだけで数千万円を必要とすることもあります。
そのため、予算が厳しい場合は郊外の土地を考えることをおすすめします。
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まとめ
20坪の土地でも、建ぺい率が80％あれば2人暮らしが可能であるほか、容積率によって3階建てが可能なら子どもがいる家庭でも生活できます。
30坪なら4LDKが実現でき、吹き抜けや天窓、ロフトやビルトインガレージの確保も可能です。
40坪ならゆとりをもって4LDKの家を建てられますが、都市部では坪単価が高いので、予算が厳しい場合郊外での建築も考慮しましょう。
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